長命草(ボタンボウフウ)にはどんな栄養素が含まれていますか?
長命草(ボタンボウフウ)はポリフェノールがゴーヤの8倍
長命草(ボタンボウフウ)に多く含まれている栄養素としては、ポリフェノール、ビタミン、ミネラルなどが挙げられます。長命草は沖縄の与那国島では「神の薬草」と伝えられ、古くから食材としてだけでなく民間薬としても健康に役立てられてきました。
上記で挙げた栄養素の中でも、長命草はポリフェノールの含有量が多いことが特徴です。沖縄県工業技術センターの研究報告によって、長命草はこのポリフェノールがゴーヤの8倍も含まれていることが分かりました。長命草に含まれるルチンやクロロゲン酸といったポリフェノールは、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病、老化の防止などに役立ちます。
長命草は身体の調子を整えるミネラルやビタミンの含有量も多くなっています。ミネラルとしては貧血気味の人や妊娠中・授乳中の人が取るべき鉄分がプルーンの約6倍、発育盛りの子供や中高年期の人が取るべきカルシウムが牛乳の約4倍も含まれています。
またビタミンとしては脂質の代謝を助けたり、皮膚の成長を促したりするビタミンB2、皮膚や粘膜の健康を維持したり、視力を保ったりするビタミンAなどが含まれています。
他に特徴的な栄養成分として、長命草にはイソサミジンという排尿機能を正常に整える効果のある成分が含まれています。
ここまで長命草の栄養成分を紹介してきましたが、これらの栄養をより効率的に摂取する方法は青汁として飲むことです。
青汁とは緑色野菜を中心に作られるもので、普段の食事で不足しがちな栄養素を補うことのできる健康飲料です。
青汁の優れている点は、生野菜の栄養をそのまま取り入れられることです。野菜に含まれる栄養素の中には、熱に弱く、加熱調理することで栄養効果が消えてしまうものもあります。これらの栄養も青汁にして飲むことにより、野菜本来の栄養を余すことなく身体に取り込むことができるのです。ぜひ青汁を飲んで野菜不足を解消し、健康な体づくりを心がけてみてはいかがでしょうか。