青汁にはどんな働きが期待できる?青汁の疑問にお答え!
コラム:2021年1月12日
「野菜不足が気になる」「簡単に野菜を摂取したい」という方に人気の青汁ですが、本当に健康にいいのか知りたい方も多いのではないでしょうか。また健康のためにこれから青汁を飲もうと思っても、どれを選べばいいのか分からないという方もいると思います。
この記事では、これから青汁を試してみたいという方に向けて、青汁の特徴や期待できる効果などをご紹介します。
そもそも青汁とは?
青汁とは、緑黄色野菜や葉野菜などを絞ったものです。粉末状にして水に溶かして飲むものやフリーズドライタイプなどがあります。
野菜をそのまま絞るので、ビタミンやミネラル、食物繊維など、野菜が持っている栄養素を手軽に摂取できる飲み物です。
一般的に青汁には、明日葉やケール、大麦若葉などの野菜が使用されています。それぞれ以下のような特徴があります。
明日葉
明日葉は日本原産のセリ科の植物です。栄養が豊富なことで知られており、古来より用いられていたとされます。
野菜の中でもビタミンやミネラル、食物繊維、βカロテン、ビタミンB12など多様な栄養素が含まれており、「野菜の王様」とも呼ばれています。クセが少なく、比較的飲みやすいのが特徴です。
ケール
ケールはアブラナ科の野菜です。キャベツやブロッコリーの原種といわれています。ビタミンやミネラル、カルシウムなど豊富な栄養がバランスよく含まれています。
ただし多少苦みがあり、味にクセがあります。
大麦若葉
大麦若葉はイネ科の植物です。大麦の幼生の葉をつんだものです。ビタミンやミネラル、食物繊維、鉄分などが含まれています。栄養バランスに優れており、比較的飲みやすいのが特徴です。
青汁はこれらの野菜と他の複数の野菜、そして飲みやすいように甘味料などが含まれています。商品によって配合や成分が異なりますので、自分が飲みやすい商品を選びましょう。
青汁にはどんな効果が期待できる?
青汁は補助食品のため、飲んだらすぐに効果が分かるというものではありません。継続して飲み続けることで効果が期待できるのです。
具体的には以下のような不調の改善が期待できます。
便秘の解消
青汁には食物繊維が豊富に含まれています。その食物繊維が腸のぜん動運動を促すことで、便秘の解消が期待できます。
血糖値の上昇をゆるやかにする
青汁の原材料としてよく使用されている緑黄色野菜には、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれています。食前に飲むことで、急激な血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。
高血圧の予防
野菜に含まれるカリウムは、摂取しすぎた塩分を体外へ排出してくれるとされています。そのため高血圧の予防につながるのです。
またカリウムは体の水分バランスを調整してくれるとされているため、むくみ解消が期待できます。
美肌
青汁には抗酸化作用が期待できるビタミンやポリフェノールなどが含まれています。
これらの成分が肌に良いとされており、継続して飲むことで美肌効果が期待できます。
ダイエット中の栄養補給
「ダイエット中は食べる量を減らす」という方も多いのではないでしょうか。しかし栄養をきちんと取らないと、きれいに痩せることはできません。
そのためダイエット中に不足しがちな栄養素を補給できます。また間食代わりに青汁を飲むのもおすすめです。
青汁の選び方
青汁といっても多くの商品が販売されているので、どれを選んでいいのか迷う方も多いです。ここでは青汁の選ぶ際のポイントについてご紹介します。
飲みやすさで選ぶ
いくら栄養素が豊富でも、自分にとって飲みにくい味では継続して飲むことができません。青汁の中には飲みやすさを重視して、果物や甘みなどを足しているものもあります。
「毎日飲むものだからおいしく飲みたい」という方は、飲みやすさで選ぶのがおすすめです。
目的に合わせて選ぶ
青汁は商品ごとに使われている原料が違います。そのため目的に合った原料が使われている商品を選ぶ方法もあります。
たとえば便秘解消であれば食物繊維を多く含んでいるものを選んだり、健康維持のためであれば豊富な栄養素を含んでいるものを選んだりなどです。
すべての成分を表記してあるものを選ぶ
「毎日摂取するものだから安全性を重視したい」という方は、成分についてしっかり表記や説明がある商品を選びましょう。
中には添加物が入っている商品もありますが、添加物イコール悪いというわけではありません。「その添加物を入れることでどんなメリットがあるのか」をきちんと説明できているメーカーなら、安心できるでしょう。
まとめ
青汁は野菜に含まれる栄養素を手軽に摂取できます。不足しがちな栄養素を補給できるので、普段の食生活に加えて摂取するのがおすすめです。
ただし飲んですぐに効果が出るというものではないので、継続して飲み続ける必要があります。ぜひ自分に合った青汁を選んで、うまく活用していきましょう。