カンダバー畑で収穫を体験、農家の奥様が料理を作ってくださいました
レポート:2019年8月3日(取材日)
5月にピアニストの岩本整さんと歌手の高橋優介さんがカンダバー植え付け体験をした畑に再び行ってきました。今回は岩本さんがライブで多忙なため、沖縄で楽曲作りをすることも多い高橋さんが、大御所が歌う島唄ライブに行ったり飛び入りライブに出演するなど活動の合間の時間に、前回同様に城田英光さんの畑で収穫と料理を体験しました。
太陽をたっぷり浴びて雑草に負けずに育つ
カンダバーはどこ?と思うくらい雑草が生えているカンダバー畑ですが、これは忙しくて敷き藁を畝(うね)と畝の間に入れるのが間に合わなかったため。雨が降ると葉っぱに土がこびりついてしまい製品にするための洗浄に非常に手間がかかることから、畝には泥はね防止用にマルチシートをかぶせています。
もともとは防草のために使うものなので、マルチシートをかぶせてあるところには雑草は生えません。畝の間の土が露出しているところが雑草天国になってしまいますが、それを防ぐのが敷き藁の効果になります。
カンダバーは雑草に負けずに、しっかりと育っていました。農薬を使っていないため、葉には虫食いあともあります。雑草を除けながらカンダバーを少しだけ収穫体験。もうそれだけで汗が噴き出してきます。
農家さんの家族に囲まれてカンダバー料理いろいろ
カンダバーを持って城田さんのお宅へ伺うと、奥様の城田由美子さんや近くに住んでいる娘さんと2人の小さな女の子のお孫さんもいました。おじいさん、そして後から後継ぎの息子さんも戻ってきて、にぎやかな大家族という雰囲気です。
台所では、由美子さんが段取りよく料理の準備をしています。高橋さんのファンで、前回と同様に体験取材に同行してくれた宮原郁美さんも一緒に作業をします。野菜用に育てているカンダバーはこの葉柄もアクやクセがなく美味しく食べられます。
「沖縄の水は硬水なので、水からカツオの削り節を煮出します。今日は、農家の家庭料理なので細かいレシピにこだわらずに、いつも通りに作りますね」
料理に取り掛かり、手際よく調理を進めて「カンダバーぼろぼろじゅーしー」「カンダバー豚肉炒め」と、普段なら全部一緒に出す料理を、撮影しやすいようにと一品ずつ出してくださいました。
【カンダバーぼろぼろじゅーしー】
カツオで出汁をとり、千切りにした人参と戻して刻んだひじきを入れて火が通るまで煮ます。冷ご飯を入れて、ツナ缶またはポーク缶または両方を入れます。水分が少なくなったら、刻んだカンダバーの葉柄を入れて、味噌で味付けをします。葉を手でちぎって入れてよくかき混ぜ、火を止めて完成です。
【カンダバー豚肉炒め】
フライパンを熱し、弱火で刻んだニンニクを炒めます。薄切り豚肉を中火で炒め、火が通ったら泡盛(または日本酒)を少量入れ、刻んだカンダバーの葉柄を入れて炒め、醤油(昆布つゆ・素麺つゆ・蕎麦つゆなどお好みのものでOK)を入れて、塩・コショウで味を調えます。最後に葉を入れて軽く炒めれば完成です。
この他にも「カンダバーとマグロの和え物」「ゴーヤーちゃんぷるー」も作ってくださった由美子さん。畑で収穫を体験し、料理まで食べてご家族の皆さんと交流することができて、とても感動している高橋さん。
健康を守ってくれる力強い味方
「初めてカンダバーを食べました。美味しいですね。思っていたより食べやすくて、沖縄の真夏の太陽の下で育っている力強さを感じました」
強烈な沖縄の紫外線にも負けずに育つカンダバーにはカンダバーには普段の食生活ではなかなか摂ることができない高品質で貴重な栄養素が豊富に含まれていることもあり、歌手である高橋さんにとっては強い味方になっています。※お問い合わせ https://ttkrecord.com/
※高橋さんの沖縄在住のファンの女性からは、「子供が産まれて、離乳食にカンダバーを入れています」というお話を伺いました。